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​白樺 護矢

Moriya Shirakaba

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「月井の野郎との決着は、俺一人の問題だ」
「俺はもう何も失わないと決めた。命懸けて守らなきゃならねえものがあるんなら、死ぬことなんざ惜しくはない」
「てめえの罪に目を背けて逃げることは、死んでもさせねえ……!」



所属-大道寺一派
出身地-東京
生年月日-1981年7月23日
身長-187cm
体重-91kg
血液型-O型
大切なもの-風見琉衣の墓、家族
嫌いなもの-寿造の名を騙る者
趣味と特技-競馬、乗馬、任務のレポートをまとめること
格闘スタイル-我流+大道寺流活殺術


元近江連合直系白樺組組長。かつて「ミナミの白狼」と呼ばれたヤクザ。白樺寿造の秘蔵っ子として育てられたが、本当の父親は弁護士・葦野徹であり、葛原は実の妹にあたる。現在は地下組織「大道寺一派」の契約エージェントとして活動する。

2020年の「墓場事件」にて月井の陰謀によって白樺組が壊滅したことでカタギとなる。事件解決後は、「白樺寿造の息子」としての自分の人生は終わったと考え、それまで自身を駆り立てていた「極道で最大多数の人間を幸福にする」という寿造の信念を胸にしまって裏社会から決別することを決める。以降は警察と司法取引を交わし、神室町近郊で職を得て静かに暮らしていた。葛原とも面と向かって兄妹として過ごすことはないものの、時折便りを送り合って少しずつ歩み寄っていた。

極道時代は冷酷な卑劣漢のようだった性格は地に足ついた人々の暮らしに触れること、また己の血統への強烈なプライドが打ち砕かれたことからすっかり丸くなり、本来の寡黙で情に厚く責任感の強い性質が表出するようになった。もっとも根底にある暴力への衝動や手段を選ばない価値観は変わっておらず、格闘能力は現役のヤクザや殺し屋にも引けを取らない。また、墓場事件で自身を想ってくれていた風見琉衣を失ったことで、「大切なものを守るためならば命を惜しんではいけない」という自己犠牲的な思考が強くなっている。

しかし葛原が炎上騒ぎに巻き込まれ、彼女が自身と会社を捨てて失踪したことに大きなショックを受ける。またこれがきっかけで職を失い、表社会にも裏社会にもなじむことのできない暮らしに意味を見出せなくなり、一時は荒れた生活を送っていた。しかしその直後に月井が獄中で不審死を遂げたニュースを聞き、
葛原失踪は彼女の本意ではなく、墓場事件を利用して裏で糸を引く人物がいるのではないかと考えるようになる。そんな中、月井を日本の未来に害なす存在とみなし、同じくその死を訝しみ探りを入れていた大道寺一派と接触し、一派のエージェントとして働く代わりに真相究明に助力してもらう契約を結ぶ。

以降はエージェントとして様々な任務をこなす傍ら、一派の情報網を使って調査を進め、生前月井が懇意にしていた相手であり、水面下できな臭い動きをしていた元近江の外山にアタリをつける。その過程で花菱の身の上や外山との関係、花菱が自身の人生を翻弄したヤクザへの復讐を行動原理としていること、そしてそのヤクザが義父・白樺寿造であることを知る。この時花菱が葛原を餌に自身をおびき寄せ、寿造の名を継ぐ自身を殺すことでせめてもの復讐を遂げようとしていることを直覚し、胸の中にしまい込んでいた寿造の信念に再び向き合い、花菱の陰謀を止め寿造の遺志を継ぐ者としての責任を果たすことを決意する。
また花菱が「葛原が自身の妹であること」を知るためには「墓場事件」の内情を知る人物が不可欠であり、ここから月井本人はまだ死んでおらず、生前懇意にしていた外山に情報を流していると考え、外山を叩いて月井を探し出し、本当の決着をつけることを決める。

やがて2024年にフロンティア・プロジェクト始動会見を目にするが、そこに映っている葛原が本物ではないと直観。一派を説得して単独で蒼天堀に向かい、外山から月井についての情報を奪取すること、そして本物の葛原を保護することを目標として行動。置名を尾行したことでメリケンビレッヂに辿り着き、真島・葛原と合流した。合流後は真島や葛原を牽制し、一人で花菱らに立ち向かおうとするが、葛原にフロンティア・プロジェクトの陰謀は元暴全体の未来に関わるものでもあり、誰かが一人で背負い込まなければならない宿命ではないという言葉をかけられ、踏みとどまる。そこに上官からの指令が入り、渋々ながら真島・葛原・置名と行動を共にすることになる。

以降は花菱に揺さぶりをかけ、置名とともにポートフロンティアに潜入しようとするが、置名が裏切りを告白したことでポートフロンティア内に閉じ込められてしまう。外山の手下たちの強襲を受けながらもポートフロンティア中枢部に到達し、花菱と相まみえる。葛原や元暴たちを食い物にしてヤクザにメチャクチャにされた自己の運命を超克しようとする花菱に、かつて葛原を殺して野望を達成しようとした「墓場事件」での自分を重ね、花菱の言葉を「他人の人生を奪うことで得られるものなどない」と否定。さらに花菱に対し、花菱には葛原の人生を代償に寿造の本懐を遂げようとしたかつての自分にはならせないと告げ、自分の命と引き換えに置名を止め、ポートフロンティアの元暴たちを解放するよう食い下がる。

花菱が外山に裏切られていることが発覚してからは、花菱を連れて逃げようとするが体力の限界を迎え、ポートフロンティア地下に閉じ込められてしまう。その後は目を覚まし、同じく拘束されていた花菱と合流。外山にも花菱グループにも裏切られ、「自分を助ける者など誰もいない」と言う花菱に対し、諦めるにはまだ早いと声をかけ、共に脱出を目指す。

その後は外山の手下たちに追われながらも花菱の知識を頼りに脱出に成功し、ヘリポートにてついに姿を現わした月井と対峙。生前の寿造のような「純粋なる悪」として東城会・近江連合なき日本裏社会を牛耳る野望を語る月井に対し、極道の潮目が変わりつつある社会で寿造のあり方を模写するだけでは寿造の「極道で最大多数の人間を幸福にする」という本懐を遂げることはできないと言い、寿造の遺志を「極道くずれの身の上でも助けられる限りの人間を助ける」という形で継承することを宣言し、死闘の末に月井を倒す。

そこに大道寺一派のヘリが到着し、花菱ともども脱出に成功するが、外山がポートフロンティアを爆破するという最後の目的を明かし、月井を助けようとしたことでヘリから転落。手負いの月井を背負い、逃げ道を探してさまようことになる。月井に自身の人生を壊した張本人である自分をなぜ助けるのか、と問われた際には、「罪を償わずに逃げる」ことは絶対にさせないと返した。

事件終息後は大道寺一派との契約を終了し、「元暴たちの未来のために働く」という目標のために神室町を後にする。

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