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神室町、蒼天堀
それぞれ関東・関西の大歓楽街。元々は東城会・近江連合によって独自の秩序が形成されていたが、2019年の両組織の解散によって生まれ変わる。不当なみかじめ料請求などが解消され健全化する一方で、夜は行き場を失った元ヤクザやドロップアウターの巣窟と化しており、警察も何度か治安維持作戦を行っている。

マーキュリーデュオ
葛原が経営する人材派遣会社。神室町に本社を置く。通常の人材派遣業のほか犯罪者・ドロップアウターの更生支援も行っており、その縁で蒼天警備保障との業務提携を計画している。大阪支部の立ち上げを控えている。

蒼天警備保障
最後の東城会会長の堂島大吾が代表となって立ち上げた、行き場を失った元東城会・近江連合構成員の受け皿となる警備会社。蒼天堀に本社を置く。

東城会
かつて関西一円を支配した極道組織。2019年に解散済み。

近江連合
かつて関西一円を支配した極道組織。2019年に解散済み。
太平洋戦争終結後、大阪にできた闇市に端を発する。当時の大阪の闇市には戦争による土地所有権の混乱に乗じて土地を不法占拠して商いをする者もおり、警察も手を焼いていた。そのような状況下で自警団的な活動を始めたのが初代会長であり、そこにいくつかの的屋(自警団活動によって利を得た)が加わり、近江連合の源流となった。その後闇市は警察によって解体されるが、物資不足とインフレは止まらず、辻ヶ崎には困窮した人々があふれかえり、近江連合に身を寄せる者も増加する。このような経緯から初代会長は「極道で最大多数の人間を幸福にする」という哲学を持つこととなった。

初代会長
近江連合の祖。「極道で最大多数の人間を幸福にする」という哲学を持っていたが道半ばで没する。1961年の辻ヶ崎での暴動に際して寿造を組織に引き入れ、事実上の後継者として育てた。

二代目/二代目派
近江連合二代目会長。初代会長の方針には反対で、利益を上げ組織を巨大化することを目指す。初代会長派とは当然対立しており、「墓場」を餌にした政府との取引で対立そのものの原因を消そうとするも、中道派を味方につけた寿造によって失脚に追い込まれる。

中道派
近江連合の中で初代会長派と二代目派どちらにも属さない組織群。三・四代目および五代目会長の郷田仁はいずれもここに属した。

月井尚人 Naoto Tsukii
月井桂の実父。存命。民自党幹部。1980年の事件の黒幕の一人。元々裏社会との繋がりを持っていたことで上から事件の処理を任され、寿造と組むことで事件を完璧に秘匿した。2020年の事件後は息子の逮捕によって議員辞職に追い込まれた。工場務めから議員に成り上がった怪傑だが本質は小物で、事件に関しても都合よく寿造に乗じたにすぎない。桂にもそれを見抜かれ、軽蔑されていた。

辞職後もなお裏金に物を言わせて民自党内部にとどまり続け、護矢が力を失っているのをいいことに蒼天警備保障への報復を目指す。情報操作でマーキュリーデュオを守る代わりにフェイクニュースによって蒼天警備保障を瓦解させる取引を葛原にもちかけるが、病院を抜け出した護矢の手引きにより現行犯逮捕され、完全に失脚した。

堂園聖莉 Hijiri Dozono
国内でも屈指の大企業「堂園コンツェルン」の総帥。1981年生まれ。葛原とは学生時代からの友人で、マーキュリーデュオ創設にあたって葛原に経営のいろはを教授した。本編では遺留品として上がった風見のスマートフォンの解析に際して技術を提供し、事件解決に大きく寄与した。常に泰然とした態度を崩さない、聡明でカリスマ性ある女性。

ノブレス・オブリージュを地で行く生粋の上流階級で、月井尚人の報復に際しても早くに情報を掴むとそれを真島に伝え、マーキュリーデュオ・蒼天警備保障を守った。

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