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​花菱 牧生

Makio Hanabishi

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「『罪を認めた人を赦し、救い上げ、共存する』……更生支援の絶対理念。
このポートフロンティアで、必ず実現すると約束しましょう!」
「アンタの妹と片目のヤクザは今頃あの世だろう。
信じていた仲間に裏切られる……他人の人生を食いつぶす「ヤクザ」にはお似合いの結末だ」
「嘘、って────そんな──────それじゃ、オレの復讐(じんせい)は────」



所属-花菱グループ
出身地-東京
生年月日-1982年6月27日
身長-182cm
体重-75kg
血液型-AB型
大切なもの-自身の経営哲学、グループの全従業員、好奇心
嫌いなもの-やりたいことに対して時間が足りないこと
趣味と特技-人間観察、ゴルフ、会食、筋トレ
格闘スタイル-総合格闘技ベース

名前の由来は「ハナビシソウ」から。花言葉は「富・成功・希望・私を拒絶しないで」。
外山には「マキオくん」と呼ばれている。


巨大企業「花菱グループ」のCEO。一介のITベンチャーを一代で巨大グループに成長させた「成り上がりの神様」と呼ばれる実業家。飄々とした物言いで人と壁を作らず、一挙手一投足に自信が満ち溢れる。大衆を導くカリスマを持つが、時にラディカルな思考ゆえに、歯に衣着せぬ物言いが過ぎることもある天才肌。しかし炎上騒ぎで窮地に陥ったMDを買収という形で存続させる、責任逃れの形で失踪した葛原を許し、仲間に引き入れるなど篤実な性格でもあり、本人のクリーンでポジティブなイメージも相まって聖人とすら言われる。フロンティア・プロジェクトを通じて受け皿が圧倒的に足りていない更生支援業界に巨大企業である花菱グループが参画することで、「罪を認めた人を赦し、救い上げ、共存する」という更生支援の理念を実現すると宣言した。

その素顔は半生を通して「孤独」に苛まれてきた少年。物心ついた頃より児童養護施設で育ち、幼い頃から器量よしかつ成績優秀で、将来は働いて仲間たちとともに施設をより豊かにすることを夢見ていた。しかし6歳の時に施設がヤクザの地上げに遭い、施設の解散により仲間とは離れ離れになってしまう。自身はすんでのところで跡取り息子を欲していた実業家の養子に選ばれ、半ばなし崩し的に施設を退所し「花菱」の姓を得るものの、中学校では天涯孤独の施設育ちで養子に貰われたという身の上ゆえにいじめを受ける。また後に、退所先が決まらず施設に残された子供たちが近江連合のフロント企業で働かされていることを知り、ヤクザという存在が深いトラウマとなる。

その後はいじめに苦しみながらも養父・養母の愛情とサポートを受けて大学では経営を学び、やがて養父の営むITベンチャー企業に跡取りとして就職し順風満帆の日々を送っていたが、事業の新規性に目をつけた外山組によって会社を乗っ取られフロント企業にされてしまう。養父の助言ですぐに会社との縁を切ろうとするが、自身の経営者としての才覚に目をつけた外山によって、養父に代わる「新しい表向きの社長」に祭り上げられる。幼少期のトラウマを思い出して自身の運命に絶望し、命を絶つ寸前にまで追い詰められるが、外山に「自分ならば施設を襲ったヤクザの正体を突き止められるかもしれない」と告げられ、踏みとどまる。その後は「ヤクザへの復讐心」だけを心に抱き、ヤクザに人生を壊されるという自己の運命を超えるために死に物狂いで働いて会社を拡大し、元々会社を食い物にしようとした外山組を完全に支配するまでになる。

その中でも心の底には「孤独」が渦巻いており、幼時の仲間のように打算なく絆を結びあえる相手をひそかに欲していたが、あまりに強大な権力を持ってしまったゆえに、金や権力目当て以外で近づいてくる者は誰もいなかった。このような事情から外山は最も憎む相手でありながら、自己の本当の願いを唯一知る相手でもある。

そんな中で外山から「ついに施設を襲ったヤクザの正体が分かった」という嘘の報告を受ける。そのヤクザは近江連合に連なる「白樺組」組長・白樺寿造であるという外山の言から白樺組に対する報復を行おうとするが、墓場事件によって白樺組は崩壊し、白樺寿造もすでに病で死んでいることを知る。そんな時に白樺寿造の遺志を継ぐ存在である護矢がまだ生きていること、そして墓場事件を解決した葛原は、ヤクザと縁深い身の上ながら、「どんな運命を背負う人でも、希望を持って生きられる社会を作る」という自身とは逆の信念のもと、東城会・近江連合の解散が生み出した大勢の元暴たちの更生のために奔走し、あまつさえ真島との絆を育んでいる(孤独ではない)ことを知る。

ここで寿造への復讐心が護矢・葛原・真島への嫉妬心・憎悪へと転化し、行き場のない元暴たちを利用して護矢・葛原を蹴落とし、最終的には始末して今度こそ「運命を超える」ために行動を開始する。手始めに外山経由で月井から得た情報で墓場事件の全容を掴み、告発系チャンネルに偽情報を渡して葛原を炎上させ、摩衣や買収した顧問弁護士、そして置名を利用してMDを乗っ取った。
当初は葛原を失踪させたのちに始末するつもりでいたが、葛原が自身の前からも姿を消した(メリケンビレッヂに匿われた)ことを受け、予定を変更しその姿を利用して護矢・真島をおびきよせることにする。その後はフロンティア・プロジェクトを開始して慈善家としての名声を高め、摩衣と共に行った始動会見以降は、協力者を装う置名を通じて真島を監視し、適当な頃合いで外山組の殺し屋に三人を始末させる計画だった。しかし万一事実が露見した場合に自身が罪を被ることを嫌って実働はすべて外山に一任していたため、外山の本意には気づかぬまま追い詰められていき、ついにポートフロンティアにて護矢と対峙する。

護矢をあと一歩のところまで追い詰めるが外山が本性を表したことで最大級の絶望に叩き落され、一度は全てを諦めてしまう。しかし一度は命を奪おうとした自分を励まし、月井を倒した護矢の姿にかすかな「もう一度生きる希望」を見出し、事態を打開するために動くことを決心。ゲリラ配信にて自身の悪事を全て告白し、外山の計画に終止符を打った。

事件終息後はグループ幹部のひとりにCEOの座を委ねたまま、自らの意志で出頭した。






 

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