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​​葛原 寧々

Nene Kusuhara

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所属-人材派遣会社「マーキュリーデュオ」代表取締役社長
出身地-東京
生年月日-1982年11月20日
身長-164cm
体重-52kg
血液型-O型
大切なもの-会社、昔からの縁
嫌いなもの-ペースを乱されること、レタス(どうしても食べられない)
趣味と特技-仕事、情報処理、名酒のお取り寄せ

テーマフラワーは「クズ」。花言葉は「芯の強さ」。ウェーブがかったショートの白髪にアンバー系の瞳。ホワイト系のパンツスーツにパンプスを合わせる。一人称は「私」で敬語と女性語を使う。

神室町に本社を置く人材派遣会社「マーキュリーデュオ」の女社長。理知的で生真面目な性格で、規範を重んじつつ柔軟に物事にあたることができる。アイドルから経営者に転身するという異色の経歴を持つが、思慮深く自分の信念を貫くことを憚らない。そのような世間のイメージの一方で、内実は異常なまでの現場主義者かつ大酒呑み。忌憚なく働き、忌憚なく呑む。32歳(2014年)の時に母親を亡くしており、現在は独身。

経営者としての能力は天性のものではなく、あくまで積み重ねた思考と経験(努力、勉強)に依拠するもので、自らのキャパシティを超える事態には怯んでしまう弱さを持つ。また少女期から芸能活動をしていたことから、理想的な対外イメージを崩すこと、本心をさらけ出すことに無意識の恐怖を感じており、理性によらない感情を言葉にするのが苦手。一見”残念な本性”に見える現場主義(数量的価値へのこだわり)や酒癖は内奥の不器用さを見せないための仮面であり、本心では無条件の肯定を欲している節がある。

自らの能力がたたき上げであることは自覚するものの、自己の本性には少々無自覚で、むしろ過去にアイドルとしての自分と素の自分の対立に苦悩するも、当時建設会社を経営していた真島との関わりの中で立ち直った経験から、「人は自らの本質を超えられる」という信念を持っている。会社でも通常の人材派遣業のほかにホームレスやドロップアウター、犯罪者の更生・就業支援に力を入れている。

元々は東京の弁護士・葦野徹とその妻との間に生まれた子どもで、兄(=護矢)を含めた4人家族だったが、1歳の時に両親の離婚を機に母親に引き取られ葛原姓となる。母親が元々働いていたこともあって経済的な不自由を感じることなく育ち、14歳の時には芸能活動を始め、大学にも進学する。2007年(25歳)に一度芸能活動を休止し、神室町で真島の建設会社に就職したことがきっかけで芸能キャリアのその後を真剣に考え、神室町の人々が人生を再スタートする手助けをしたいと思うようになる。2011年(29歳)に芸能活動を引退し、旧知の仲である堂園聖莉のサポートを受けながらマーキュリーデュオを起業した。

その後は会社を成長させて関西支部を立ち上げるまでになり、2019年の東城会・近江連合解散を受けて蒼天警備保障に目をつけ、自社の関西進出に際して業務提携に踏み切る。2012年の死亡報道を見て亡くなったと思い込んでいた真島とも再会を果たすが、顧問弁護士である葦野が殺害されたことをきっかけに「墓場」をめぐる騒動に巻き込まれていく。

真島の助力を受けてサイの花屋や街の住人に接触し、葦野殺害の犯人が風見であること、白樺組の目的などを突き止めていくが、風見の言によって月井が事件の黒幕であることを知る。目の前で風見を殺した月井に「一介の犯罪者と国家権力、どちらにつくのかはよく考えた方がいい」と告げられるも、葦野の事件を捜査していた神室警察署から「相続人としての手続き」を求める連絡が入り、自身と護矢の出生の秘密、また「墓場」に関わる1980年の汚職事件の真相を知ったことで、月井の暗躍を止めることを決断する。最終的には風見の遺留品であるスマートフォンから月井が護矢と写る写真をリークし、月井を追い詰め事件を終結させた。

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事件終息後は葦野の葬儀、関西支社長への業務引き継ぎ、蒼天警備保障との提携事業など、めまぐるしい日々を送っていた。キャリアの逮捕という痛手を受けた警察庁上層部が表に出回る情報を限定したことで「神室町と蒼天堀を救った」という手柄が取りざたされるいっぽう、水面下では護矢から援助を拒否されており、葦野の死も含めて「肉親一人救えずに何が救いか」と考え、また自分が関わったことで蒼天警備保障を再び裏社会の騒動に巻き込んだことを深く悔いるようになる。そんな中で自身を突き放すような態度を取り、自分はしょせん日陰者だと語る真島に対し、思わず「なぜ幸せになってくれないのか」と声を荒らげてしまい、距離を置いていた。

その矢先に、息子の逮捕によって辞職に追い込まれ報復を目論む月井尚人から、自身の実兄が白樺護矢である情報を闇に葬ってマーキュリーデュオを守る代わりに、蒼天警備保障をフェイクニュースによって糾弾し瓦解させる取引を持ちかけられる。さらに交渉材料として護矢の命をちらつかせる月井の言に懊悩し、護矢の存在、恩義ある蒼天警備保障、自身の経営者としての責任の間で八方塞がりになっていたが、真島と一対一で話をし、「もう誰も不幸にしたくない」という心中を吐露し和解する。

以降は再び協同して蒼天警備保障・マーキュリーデュオ・護矢の全てを守ることを決意し、大吾らおよびマーキュリーデュオの部下たちに事情を全て明かしたうえで、自身の生い立ちも含めて月井尚人の思惑を世間に公表することを決断する。数日後、月井から提示された刻限が迫る中メディアを集め会見に臨むが、直前に月井が銃刀法違反の罪で現行犯逮捕されたというニュースが入る。これを直感で病床を抜け出した護矢の手引きと悟り、会見を急遽中断して護矢の元へ向かい、深手を負った護矢を病院へ搬送した。


その後は3月末に大阪滞在を終え、本社のある神室町に戻った。護矢とは全面的な和解に至ったわけではないが、マーキュリーデュオに勤務する元白樺組組員を通じてコミュニケーションを取り、間接的にではあるが「兄さん」と呼ぶようになった。また真島に対し従来の「人は自らの本質を超えられる」ではなく、「本質を否定せずとも希望を持って生きられる社会の実現」という新たな信念を語り、共に邁進することを約束した。

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