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​白樺 護矢

Moriya Shirakaba

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所属-近江連合直系白樺組組長→白樺組組長
出身地-大阪?→東京
生年月日-1981年7月23日
身長-187cm
体重-91kg
血液型-O型
大切なもの-父の遺言状
嫌いなもの-坊ちゃん扱い
趣味と特技-競馬(たまに的中する。パドックもしっかり見る)、乗馬(幼い頃習っていた)、資金繰り
格闘スタイル-我流

テーマフラワーは「シラカバ」。花言葉は「いつまでもあなたを待ちます」。背中の刺青は勢至菩薩。銀髪のオールバックにアンバー系の瞳。濃いグレーのスーツに黒のネクタイと革靴を合わせる。一人称は「俺」で普通語を使う。

元・近江連合直系白樺組組長。同時解散の約2年前に近江を離反し、現在は独立して組を束ねる。合理的で頭が切れ、暴対法で大っぴらなシノギが難しくなった現代にあっても独自のビジネスや裏社会の奥深くでの取引等で莫大な利益をあげる手腕を持つ。近江連合離脱後は大陸系麻薬シンジケートとの違法薬物取引で儲けるほか、警察官僚の月井と手を組んで神室町・蒼天堀を征圧する計画を立てていた。常に冷静で思慮深いが、目的のためならば手段を選ばない冷徹漢。戦闘能力も確かなもので基本的に容赦がない。

一方で養父である白樺寿造への憧れからある種の崇高さも持っており、「極道」というあり方への姿勢は真摯。寿造の「極道で最大多数の人間を幸福にする」という生き方を受け継ごうとしており、神室町・蒼天堀征圧の目的が「同時解散によって行き場を失ったドロップアウターを表社会の”必要悪”として迎え入れ救済すること」であったり、過去に自分にたてついた半グレの風見を組に迎え入れたりと、どこか情にあつい一面も持つ。警察官僚や政治家の犬に堕した日本の極道を憂う姿勢は渡瀬と共通しているが、その歴史を閉じようとした渡瀬に対し、表社会と裏社会を併存させ、寿造の本懐を遂げることを目指す。

白樺寿造の秘蔵っ子で、幼少時から寿造の存在を強く意識して育ち、自身の血統に異常なまでの誇りを持つ。寿造への憧憬がすべての原動力だが最大の弱点でもあり、父の話を持ち出されると冷静さを失い見境がなくなることがある。月井にはそこに付け込まれていた。他方では父の部下たちからの「二代目」「坊ちゃん」扱いに嫌気がさしており、「墓場」を手に入れて父の本懐を遂げた時、初めて「白樺寿造の子」ではない自分自身の人生が始まると考えている。寿造への感情は彼の死後、特に愛憎入り混じった複雑なものと化している。

元々は東京の弁護士・葦野徹とその妻との間に生まれた子どもで、妹(=葛原)を含めた4人家族だったが、1歳の時に両親の離婚を機に葦野に引き取られる。政治家に汚職事件の片棒を担がされた前科があり、それが露見することによる子どもの将来の破綻を憂いた葦野によって、汚職事件の事後処理を担当したヤクザである寿造に引き渡され、「白樺」の苗字を与えられ、実子として育てられる。

大学を卒業してから極道社会に足を踏み入れ、寿造ががんに苦しむようになってからは白樺組を継ぎ、直系組長となる。この時月井の捏造した遺言状で「墓場」の存在を知り、以降は墓場の利権を入手して父の本懐を遂げることを目指すようになる。

2017年頃に渡瀬が東城会との同時解散を目論んでいることを掴むと、その情報を財政難の組にのみ横流しして近江連合を離脱。当初はすでに手の内にある麻薬シンジケートとの取引権を餌にそれらの組と抗争を演じつつ、それぞれの構成員の不満を満たす形で白樺会に寝返らせ、ミナミ一の勢力を築き「墓場」を手に入れる準備をしていた。
その2年後(2019年)、墓場(とされた土地)が葛原(の弁護士・葦野)によって購入されたこと、さらに葛原率いるマーキュリーデュオが大吾・渡瀬ら蒼天警備保障との業務提携を予定していることを掴み、月井と共に墓場の奪取と神室町・蒼天堀征圧を実行に移す。

2020年冬、(風見が申し出る形で)風見に葦野を殺させ「墓場」の権利書をすり替え、「偽の権利書」を葛原の手に渡らせる。以降は表での実働を月井に任せ、寿造の法事に際して真島を始末し、墓場の権利を持つ葛原を片付けようとするが敗走。月井に偽の報告で葛原らの動きを封じさせ、自身は障害となるものを全て消すべく組員を率いて東上するが、追い詰められた月井が本性を現したことで組員らに襲撃される。

それを一人で全て返り討ちにして月井を追いかけ埠頭に辿り着くが、自身の出生の真相や組員たちの寝返り、遺言の捏造などの全てを月井に暴露される。寿造からして自分は目的達成のための人柱に過ぎず、親子としての日々には何らの情もなかったこと、間接的にとはいえ肉親を殺したことに一度はショックを受けるが、それでも自身に報いようとしてくれた風見への恩義を果たし、自身の極道を貫くべく、月井の言葉をはねのける。全ての事実を「自分の犠牲で組員たちが幸せに生きられるなら構わない」と甘受し、なおも「極道で最大多数の人間を幸福にする」という父親の本懐を遂げることを宣言するが、月井の発砲を受けて昏睡状態に陥る。

事件終息後は一命をとりとめたものの精神は荒廃してしまい、医師をして「社会復帰は不可能」と言わしめるほどの状態にあり、唯一の肉親である葛原からの援助も拒絶している。

ひたすらにかわいそう。モチーフは『オイディプス王』のオイディプス(真実への盲目さ、父殺しなど)。名前は物部守屋から。刺青は大吾の不動明王(大日如来の化身ともいわれる)との対比で、月の神である月天子の変化身とされる勢至菩薩に。知恵をもって亡者を戦いの世界から仏道へと引き入れるとされる。
実の父が死しても桐生という親がいて何より母の愛情を受けて育った大吾に対して、実父を殺して最終的には誰もいなくなってしまった子。
頼むから二次創作では幸せになってほしい。

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事件終息後は白樺組の崩壊によりカタギとなる。肉体は順調な回復を見せたものの精神は荒廃してしまい、医師をして「社会復帰は不可能」と言わしめるほどの状態に陥る。唯一の肉親である葛原からの援助も拒絶し、病床で一人虚ろな日々を送っていたが、蒼天警備保障・マーキュリーデュオに就職した琉衣に近しい元白樺組組員達から葛原が月井尚人に脅され、生い立ちごと月井の思惑を公表することで自身を守ろうとしていることを聞き、葛原の行動に言語化不能な「かつて寿造に感じたものと似た感情」をおぼえ、手負いの身ながら単身病院を抜け出す。

すぐさま民自党本部に乗り込むが、直後に事情を知る月井の弟子と名乗る民自党幹部によって制止される。その男によれば民自党は2019年の青木幹事長の一件など、度重なる不祥事から内政改革を計画しており、辞職後もなお裏金によって政党内にのさばる月井を失脚させる意向が固まり、刑事処分のための証拠も集まっているという。下手に動かず警察が動くのを待つように説得されるが、それでは月井の言う「刻限」に間に合わないとしてこれを拒否。SP達を退け月井と対峙し、計画が狂い半狂乱になった月井から刺傷を受けながらも決して手を出さずに時間を稼ぎ続け、月井を銃刀法違反による現行犯逮捕に至らしめ、自らの半生にケジメをつけた。

その後は会見を放棄して駆け付けた葛原によって病院に搬送され、新たに得た傷の療養に専念し、時折自らの中に「生きる意志」の萌芽を感じている。葛原とは全面的な和解を果たしたわけではないが、マーキュリーデュオに勤務する元白樺組組員を通じてコミュニケーションを取るようになった。また元白樺組組員とともに建てた風見の墓を訪れ、静かに花を手向けた。

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